注目の論文
泥炭の炭素損失
Nature Geoscience
2008年10月13日
Peatland carbon loss
水の損失は、泥炭地の浸食作用を悪化させ、その結果、地表の温度が上昇すると、より多くの土壌中の炭素が二酸化炭素として放出される、とNature Geoscience(電子版)の研究が示している。
泥炭地は、低温で大量の水を含んだ土壌中で炭素の分解速度が遅いために、大量の炭素を蓄えている。海洋研究開発機構の伊勢武史らは、土壌の物理-生物化学連結モデルを用いて、泥炭地の分解に対する地下水面の高さの効果を検証した。地下水面が下がると泥炭地の損失が増加し、さらに水の損失を強めるので、気候変動下では土壌の有機炭素の分解をかなり増加させる正のフィードバックを開始させる。長期にわたるシミュレーションでは、このようなフィードバックを含めた場合、実験的に摂氏4度温暖化させると浅い泥炭からは40%が、また深い泥炭からは86%の有機炭素が失われることがわかった。
doi: 10.1038/ngeo331
注目の論文
-
10月29日
環境科学:アフリカでは水があっても活用されていない地域があるNature
-
10月27日
生態学:海での生活に適応した装甲を持つ両生類Nature Ecology & Evolution
-
10月23日
天文学:ゴッホの『星月夜』、7月の夜空に着想かScientific Reports
-
10月22日
生態学:沿岸保護における塩性湿地の役割Nature
-
10月16日
気候変動:造礁サンゴ種のほぼ半数で相対的な絶滅リスクが高いNature
-
10月13日
地球科学:世界の都市の地盤沈下を調査Nature Cities
