注目の論文
プレートの間のくさび
Nature Geoscience
2008年10月6日
Wedged between plates
東京の下にある太平洋テクトニック・プレートの断片は、この地域で繰り返し起きる大地震の原因かもしれないとNature Geoscience(電子版)に発表された研究が示している。断片はそこで接する様々なテクトニックプレートと混ざってプレート間の摩擦を増加させ地震発生段階が進む。
遠田晋次らは日本中央部で過去に起きた何十万もの地震の場所と分布を解析し孤立した断片を発見した。断片は、沈み込む時にプレート上に存在した大きな海底火山の抵抗にあって太平洋プレートを破壊すると示唆される。この、いくつかのプレートの境界に存在する断片が見つかったことで、日本中央部のテクトニクスはさらに複雑になっている。
doi: 10.1038/ngeo318
注目の論文
-
10月15日
惑星科学:火星における氷と炎の物語Nature Communications
-
10月8日
材料科学:通常のプラスチックと同等の強度を持つ生分解性の竹プラスチックNature Communications
-
10月7日
材料:海洋から回収した炭素を生分解性プラスチックに変換Nature Catalysis
-
10月1日
考古学:岩絵は古代アラビア砂漠で繁栄する人類を描いているNature Communications
-
9月26日
生態学:世界大戦時の沈没残骸が野生生物の生息地となっているCommunications Earth & Environment
-
9月25日
生態学:米国河川における魚類の生物多様性の変化Nature