注目の論文
氷河への供給
Nature Geoscience
2012年2月20日
Fuelling glaciers
化石燃料の燃焼により発生したエアロゾルはアラスカの氷河に有機物を供給していると、今週号のNature Geoscience onlineに発表された研究が報告している。この発見は、人類活動が氷河中の有機物に影響を及ぼす可能性があることを示している。 氷が融解する期間には、氷河の融解水は川や沿岸水に流入し生物活動に栄養を供給する。Aron Stubbins等はアラスカで氷河表層水と氷河からの流出水中の有機物組成と年代を調べた。彼らは、年代が古いが生物が利用可能な有機物を大量に検出し、化石燃料の燃焼生成物に豊富に含まれるエアロゾルがこの物質の起源として考えられることを示した。このようなことから、研究者は人類活動が氷河からの有機物流出を増幅させていると示唆している。
doi: 10.1038/ngeo1403
注目の論文
-
8月19日
化学:市販のマグネットが宇宙での酸素生産を促進するかもしれないNature Chemistry
-
8月14日
工学:太陽光が宇宙近傍で超小型航空機の飛行を可能にするNature
-
8月14日
健康科学:都市設計は身体活動に影響を与えるNature
-
8月12日
生態学:熱波が熱帯の鳥類の個体数減少と関連しているNature Ecology & Evolution
-
8月8日
気候変動:ペリト・モレノ氷河の後退が最近大幅に加速Communications Earth & Environment
-
8月8日
考古学:スペインの洞窟で新石器時代の人肉食の証拠が発見されるScientific Reports
