注目の論文
氷期の終わりと大気中酸素濃度のつながり
Nature Communications
2011年10月12日
Linking the end of an ice age with atmospheric oxygen
大気中酸素濃度の上昇と古原生代初期の氷期の終結につながりがあることを示す証拠が見つかった。これは、地球の氷期からの復帰に大気中酸素濃度の上昇を促進する作用があったとする学説を裏付けている。したがって、この研究結果は、25億〜20億年前に起こった氷期と大酸化事変の結びつきを説明するうえでも役立つと考えられる。研究の詳細を報告する論文は、今週、Nature Communicationsに掲載される。 今回、東京大学の関根康人(せきね・やすひと)たちは、古原生代の2回目の氷期とそれ以降のものと年代が決定された浅い海洋環境に由来する堆積物に含まれるオスミウム同位体を解析した。この解析結果は、当時の大気中酸素濃度の上昇が、氷期からの復帰が大酸化事変を促進したとする仮説と符合することを示唆している。
doi: 10.1038/ncomms1507
注目の論文
-
6月11日
気候:人為的な海面上昇が沿岸部の異常気象の発生頻度を高めているNature Climate Change
-
6月11日
2026 Nature Scientist at Work コンペティションの受賞者の発表Nature
-
6月11日
生態学:530万年前のクジラの墓場Nature
-
6月10日
遺伝学:古代のリスの糞から、豊かな先史時代の生態系が明らかにNature Communications
-
6月4日
環境科学:プラスチックのリサイクルを整理する方法Nature
-
6月2日
地球科学:ユーフラテス川は360万年前に2つの川が合流して形成された可能性が高いNature Geoscience
