注目の論文
古代の沈み込んだ海洋スラブによる中国下部のマントル水和化
Nature Geoscience
2011年9月5日
Mantle hydration beneath China by ancient subducted oceanic slabs
中国北東部の地下にある異常に水に富んだマントルは、過去10億年にわたる沈み込んだ海洋地殻のスラブからの脱水作用により説明できることが、Nature Geoscience (電子版)で発表される。
栗谷豪たちは、中国北東部において、地球表面に噴出した古代の溶岩で、起源がその下のマントル内の水に富んだ場所であるものに対する、地球化学的測定の結果をまとめた。地球化学的結果は、過去10億年の間に、2つの独立した事象によってこの生成源に水が加わったことを示している。
研究者たちは、最初にマントルに水が加わったのは古代の海洋スラブが中国の下に沈み込んで、水が絞り出された時であると示唆している。後に、沈み込んだ太平洋の地殻の脱水化の際にさらに水が加わった。2つのマントル水和化により中国北東部地下の異常に水に富んだマントルを説明することができる。
doi: 10.1038/ngeo1250
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