注目の論文
34億年前の硫黄代謝微生物
Nature Geoscience
2011年8月22日
3.4-billion-year-old sulphur-metabolizing microbes
硫黄化合物をエネルギー源として用いた34億年前の微生物化石が、西オーストラリアで採取された岩石中に見つかったとの報告が寄せられている。
D WaceyとM Brasierらは、西オーストラリアのストレリー・プール地層で得られた岩石に存在する微化石を分析し、それらが古代の微生物の化石であると結論した。化石は黄鉄鉱(鉄と硫黄の鉱物化合物)の小さな結晶と関連性がある。硫黄の同位体組成は、黄鉄鉱が硫酸塩と硫黄に基づいた細胞代謝の副生成物として形成されたことを示唆している。
doi: 10.1038/ngeo1238
注目の論文
-
6月20日
環境:化石燃料の埋蔵量を植林で相殺するには「克服しがたい課題」があるCommunications Earth & Environment
-
6月19日
動物行動学:蛾の航行は星空に導かれているNature
-
6月19日
気候変動:気候変動が作物生産に与える影響を評価するNature
-
6月19日
人類の進化:アフリカからの移動に先立つ、人間の生息域の大幅な拡大Nature
-
6月17日
都市:人工光が都市部の生育期を延長させているNature Cities
-
6月12日
古生物学:モンゴルで発見された新種のティラノサウロイド恐竜Nature