注目の論文
北極域の炭素貯蔵庫の定量化
Nature Geoscience
2008年8月25日
Quantifying the Arctic carbon pool
北アメリカ北極域の土壌は、これまで考えられていたよりも多量の有機炭素を含んでいる、とNature Geoscience(電子版)に発表される研究が示している。高緯度地方の土壌に蓄えられた炭素は、気候変動に応答してCO2やメタンとして大気中に放出される可能性がある。
C-L Pingらは、土壌の有機炭素の測定を用いて北アメリカ北極域全体の土壌に蓄えられた有機炭素の量を見積もった。彼らは、広い範囲の地表で少なくとも深さ1 mまで試料を採取し、この地域の炭素貯蔵庫について包括的な評価を提供している。これまでの北極域の炭素貯蔵庫に対する見積もりは、主に北極域の外側で土壌のごく表層に対して行われた測定に基づいたものであった。
関連したNews and Viewsで、C Beerは次のように述べている。「Pingらは炭素存在度総量を計算したが、それは大気中にある現在の炭素量のおよそ6分の1に相当する。この炭素の一部でも放出することになれば、地球の気候には重要な影響を与えることになるだろう」。
doi: 10.1038/ngeo284
注目の論文
-
6月4日
環境科学:プラスチックのリサイクルを整理する方法Nature
-
6月2日
地球科学:ユーフラテス川は360万年前に2つの川が合流して形成された可能性が高いNature Geoscience
-
5月28日
天文学:高赤方偏移の「小さな赤い点」におけるブラックホール質量の直接測定Nature
-
5月26日
生態学:「人間の盾」がジャッカルのヨーロッパ全土への拡散を助長しているNature Ecology & Evolution
-
5月22日
考古学:大ピラミッドに秘められた耐震性の謎Scientific Reports
-
5月15日
気候:玄武岩はより環境に優しいセメントの鍵となるかもしれないCommunications Sustainability
