注目の論文
【幹細胞】死体から採取された筋幹細胞
Nature Communications
2012年6月13日
Stem cells: Post mortem derived muscle stem cells
死亡から最大17日後のヒトの死体から骨格筋幹細胞を単離できることが判明した。この幹細胞は、幹細胞の生物学的研究にとって有用な資源となる。研究成果を報告する論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。
これまで、死後2日の死体から幹細胞が単離されたことがあったが、今回、F Chretienたちは、死後17日のヒトの死体と死後最大14日のマウスの死体から骨格筋幹細胞を単離した。そして、これらの幹細胞が培養条件下で生存し、自己複製するために、低濃度の酸素が必要なことが判明した。また、死後4日のマウスから単離された幹細胞が、筋肉損傷のマウスモデルにおける筋繊維の再生に寄与する可能性も明らかになった。この新知見により、死体から単離された幹細胞を利用して、実験室での幹細胞の生物学的研究と自己複製機序の研究ができるようになるだろう。
doi: 10.1038/ncomms1890
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