Nature

Cover Story: 回復への道:伐採された雨林が再生する中で、生物多様性はどのように回復するのか

Nature 652, 8112 (2026年4月30日)

熱帯林の約60%は既に失われているか著しく劣化しており、このタイプの生息地を復元することが、保全の取り組みにおける重要な戦略となっている。高木の回復については研究が進んでいるが、復元された熱帯林における生物多様性の回復を包括的に捉えた知見は欠けている。今週号ではT MetzとN Blüthgenたちが、16の分類群にまたがる多様な生物種の回復を解析することで、その空白を埋めようと試みた。研究チームは、エクアドルのホコトコ財団が管理するリオ・カナンデ保護区において、自然に再生した森林と手付かずの地域を複数の調査地点で比較した。その結果、完全な回復には数十年を要するものの、復元された森林における個体数と多様性は30年以内に元の森林に対して75%の類似性を示すことが分かった。著者たちは、インバブラアマガエル(Boana picturata、表紙画像)のような多くの種が生息地の変化に極めて敏感であり、そのため森林回復の指標として用いることができると指摘している。

今週の目次とハイライト The Nature Top Ten バックナンバー

Nature注目のハイライト

その他のハイライト

Nature 創刊150周年記念特集

Nature ダイジェスト

Nature は次に何をすべきか

2020年4月号

Nature が150周年を迎えたのを機に、その価値観と、Nature を改善する方法について考えることにした私たちは、読者の意見をどうしても聞きたくて、アンケート調査を実施しました。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature  混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature  “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

その他のNature 著者インタビュー

Nature Café

ネイチャー・リサーチが主催するサイエンスカフェです。グローバルな視点から様々な分野のサイエンスについて、カジュアルな雰囲気の中、一緒に語り合います。

その他のイベント

研究者の皆様

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