Nature

Cover Story: コウモリ一族の秘密:参照ゲノムがコウモリの進化系統樹を描き直す

Nature 658, 8134 (2026年10月1日)

表紙は、空中で群れるナタルユビナガコウモリ(Miniopterus natalensis)の姿を捉えたものである。コウモリは並外れた動物であり、動力飛行が可能な唯一の哺乳類で、卓越した疾患抵抗性を備え、反響定位を用いてナビゲーションを行い、冬眠し、予想以上に長い健康寿命を持つ。しかし、その進化や驚くべき適応について、我々はまだ十分に理解していない。今週号では、E Teeling、M Hiller、L Davalos、S Vernes、D RayをはじめとするBat1Kコンソーシアムの共同研究者たちが、コウモリの全21科を網羅する103種のゲノムを報告している。研究チームは、これらのデータを用いてコウモリの系統樹を描き直し、種間の系統関係を巡る論争の一部を解決するとともに、当初の混乱を引き起こした要因も特定した。また、ゲノムデータと化石データを組み合わせることで、コウモリが誕生した時期と場所を検討し、その起源は約6500万~6000万年前のヨーロッパにあると推定した。

今週の目次とハイライト The Nature Top Ten バックナンバー

Nature注目のハイライト

その他のハイライト

Nature 創刊150周年記念特集

Nature ダイジェスト

Nature は次に何をすべきか

2020年4月号

Nature が150周年を迎えたのを機に、その価値観と、Nature を改善する方法について考えることにした私たちは、読者の意見をどうしても聞きたくて、アンケート調査を実施しました。

イベントレポート

日本の科学の未来
― 持続可能な開発目標の達成に向けたビジョン ―

1869年創刊のNature は今年150周年を迎える。これを記念するシンポジウムが東京大学安田講堂で開催され、日本の科学のトップランナーである大隅良典氏、柳沢正史氏や、Nature 編集長のMagdalena Skipperらが集った。日本の科学の未来を各氏はどう見ているか。自らの研究や体験をもとに語り、意見が交換された。

Nature 創刊150周年記念特集

著者インタビュー

柳沢 正史氏

「私」とNature  混沌状態をすっきりさせるような研究が好き

長田 重一氏

長田重一大阪大学免疫学フロンティア研究センター教授は、アポトーシス(プログラム細胞死)の分子メカニズムの解明など、すばらしい業績を残してきた。いくつもの論文が引用ランキングに並ぶ。その始まりは、1980年に成功したインターフェロンα遺伝子のクローニングだった。

柳沢 正史氏

「私」とNature  “ねむけ”の謎を解明したい

柳沢 正史氏

筑波大学大学院時代に見つけた血管収縮物質が世界の研究者の注目を集め、米国テキサス大学にスカウトされて1991年に渡米。後を追って留学してきた後輩の櫻井武(現・筑波大学 国際統合睡眠医学科研究機構;IIIS)とともにオレキシンを発見する。この脳内の神経伝達物質が睡眠と覚醒に関係していることから、本格的に睡眠学の研究を開始。現在IIISを主宰して、「ねむけとは何か」の解明を目指している。

その他のNature 著者インタビュー

Nature Café

ネイチャー・リサーチが主催するサイエンスカフェです。グローバルな視点から様々な分野のサイエンスについて、カジュアルな雰囲気の中、一緒に語り合います。

その他のイベント

研究者の皆様

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