Nature ダイジェスト 今月号

今月号の無料コンテンツ

News

Editorials

抗生物質耐性菌対策に、機運が高まる p31

The antibiotic alarm

doi: 10.1038/ndigest.2013.130631

Original source: Nature (2013-03-14) | doi: 10.1038/495141a

既存の抗生物質に耐性を持つ細菌の発生件数が、憂慮すべき急増を見せており、 世界の人々の健康に及ぼす影響を見極めて、行動を起こさねばならない。 幸い、政策立案者の認識がようやく高まってきた。

市民がいくら銃の犠牲になっても、変わらない米国 p32

Under the gun

doi: 10.1038/ndigest.2013.130632

Original source: Nature (2013-03-28) | doi: 10.1038/495409a

信じられないかもしれないが、米国の政府機関では、銃を規制するための支持行為や促進活動が禁止されている。 そのため、銃に関する政策や銃犯罪の防止に必要となる研究そのものさえも、公的資金で実施できない。 いったい、銃乱射事件が何回起これば、こうした状況は変わるのだろうか。

Highlights

Japanese Author

分子モーターの 「回転する原理」を解明! p20

doi: 10.1038/ndigest.2013.130620

さまざまな生命現象に関与するタンパク質の中には、ナノテク顔負けの駆動装置がある。モーターのように回転するタンパク質はその代表格で、ATP合成酵素などが知られている。千葉大学大学院理学研究科の村田武士准教授は、今回、ATP合成酵素とよく似た別のタンパク質を用いて、その詳細な構造と、一方向に回転し続ける仕組みを解明した。

News

恐竜胚の最古の化石が見つかった! p2

Oldest dinosaur embryo fossils discovered in China

Chris Palmer

doi: 10.1038/ndigest.2013.130602

Original source: Nature (2013-04-10) | doi: 10.1038/nature.2013.12779

今回見つかった化石群には、発生段階が異なる多数の個体が含まれており、 また、陸上脊椎動物のものとしては最古の有機遺物も含まれていた。

HeLa細胞のゲノムはエラーだらけ! p4

Most popular human cell in science gets sequenced

Ewen Callaway

doi: 10.1038/ndigest.2013.130604

Original source: Nature (2013-05-15) | doi: 10.1038/nature.2013.12609

科学の世界で最も有名なヒト細胞がHeLa細胞であろう。 今回、そのゲノム配列が解読されたが、中身はエラーだらけだった。 そのため、研究に使い続けることに疑問が生じている。

津波漂流物とともに 海を渡る生物への懸念 p6

Tsunami triggers invasion concerns

Virginia Gewin

doi: 10.1038/ndigest.2013.130606

Original source: Nature (2013-03-07) | doi: 10.1038/495013a

2011年3月の東日本大震災の際に がれきとともに津波にさらわれて海に流出したさまざまな生物が、 長期間外洋を漂流した後に米国の海岸に漂着している。 生物学者たちは、こうした生物を追跡して、 現地の生態系への影響を調べようとしている。

初期宇宙の最も高精度な「地図」 p18

Planck snaps infant Universe

Mark Peplow

doi: 10.1038/ndigest.2013.130618

Original source: Nature (2013-03-28) | doi: 10.1038/495417a

宇宙望遠鏡でマイクロ波背景放射の非常に精密な分布図が作成された。 これにより、宇宙の初期の発展を説明するさまざまな理論が、ふるいにかけられる。

News & Views

“最も近い銀河”までの正確な距離 p22

An accurate distance to the nearest galaxy

Bradley E. Schaefer

doi: 10.1038/ndigest.2013.130622

Original source: Nature (2013-03-07) | doi: 10.1038/495051a

銀河系(天の川銀河)のすぐ隣にある銀河、大マゼラン雲への距離を正確に測定すれば、 宇宙に満ちているダークエネルギー(暗黒エネルギー)の正体に迫る足がかりになる。 今回、食連星を使う方法で誤差2.2%の値が得られた。

結晶化せずに分子構造を決定する「結晶スポンジ法」 p24

One size fits most

Pierre Stallforth
Jon Clardy

doi: 10.1038/ndigest.2013.130624

Original source: Nature (2013-03-28) | doi: 10.1038/495456a

「結晶スポンジ」と呼ばれる材料を使うと、小さな分子を規則正しく配列させることができ、サンプルを結晶化することなくX線結晶構造解析法で分子構造を解明できることが実証された。しかも、この新しい解析法なら、サンプルもナノグラムオーダーの微量化合物で済むという。

News Features

輝く女性科学者たち p10

Heidi Ledford
Anna Petherick
Alison Abbott
Linda Nordling

doi: 10.1038/ndigest.2013.130610

Original source: Nature (2013-03-07) | doi: 10.1038/495028a

女性であることは研究に何か影響しましたか? 本格的な研究生活をスタートさせつつ、 出産や育児にもチャレンジする30代の女性科学者4人に尋ねてみた。

スローな科学 p26

Slow science

Brian Owens

doi: 10.1038/ndigest.2013.130626

Original source: Nature (2013-03-21) | doi: 10.1038/495300a

速いばかりが能じゃない。 世の中には、数十年あるいは数百年も続いている実験がある。 科学は短距離走ばかりではなく、マラソン競技も含めた知的作業であることを、改めて思い出そう。

News Scan

「Journal home」へ戻る

advertisement
ISMS適合性評価制度 プライバシーマーク制度