ストレス対策に最新科学で挑む

ストレスは心疾患やがん、脳卒中、自殺など主要死因に深く関与し、歴史的にも景気後退期やパンデミック下で増加することが分かっている。現在、血中コルチゾールや心拍、遺伝子発現、腸内細菌プロファイルなど多角的な指標を、ウエアラブルデバイスや自宅検査キットで取得可能となり、「良いストレスと悪いストレスの境界」を判定できる時代になってきている。

加齢黄斑変性を皮切りに、相次いで人工多能性幹(iPS)細胞由来の細胞を移植する治験が進む中、京都大学iPS細胞研究所臨床応用研究部門神経再生研究分野の髙橋淳教授らは、世界初となるiPS細胞由来神経細胞を用いたパーキンソン病の治験で、安全性を確認するとともに、治療効果も期待できる素晴らしい成果を得た。

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