Nature ハイライト

環境微生物学: 根と葉の微生物相の解析

Nature 528, 7582

健康な植物の根圏(根と周辺の土壌)および葉圏(葉)の微生物相は、分類学的に構造化された細菌群集から構成されている。今回、シロイヌナズナ(Arabidopsis)の葉および根からおよそ8000の単離株が精製され、これらは現在の細菌の主要な門を代表していることが分かった。そして代表的な400株のゲノム塩基配列が解読され、その結果を用いて土壌、根および葉の微生物相間の機能的重複が調べられ、ノトバイオートのシロイヌナズナ培養系を用いて自然環境で見つかるものと似た細菌群集が再構築された。今回得られたデータは全体として、根と葉の微生物相に属する細菌間での相互移転と群集内での機能重複の可能性を明らかにしているが、微生物相がそれぞれのニッチに特化している証拠も得られている。

News & Views p.340
doi: 10.1038/nature16319 | 日本語要約 | Full Text | PDF
Article p.364
doi: 10.1038/nature16192 | 日本語要約 | Full Text | PDF

2015年12月17日号の Nature ハイライト

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