Nature ハイライト

物性:極端な負の屈折率の実現

Nature 488, 7409

負の屈折率を持つメタマテリアルは、スーパーレンズ効果や遮蔽(クローキング)といった意外な効果をもたらすので、近年、フォトニクス研究の中心となっている。今回H Yoonたちは、二次元半導体における電子の運動学的慣性を利用する「ニュートン的」な負屈折率実現法を実証している。この方法では、マイクロ波放射を用いることにより電子を金属ストリップアレイを横切るように加速し、−700という屈折率が得られる。このような大きな負の屈折率と、これに対応する短波長化によって、負屈折技術における大幅な小型化が可能になるかもしれない。著者たちは、この方法をスケールアップして、さらに高いテラヘルツ周波数で負屈折率効果を示すデバイスも設計できると考えている。

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