Nature ハイライト

Cover Story:明るい見通し: 光遺伝学の重要なツールであるチャネルロドプシンの構造決定は、神経科学の進展を後押しする

Nature 482, 7385

チャネルロドプシンは、藻類で見つかった光駆動型イオンチャネルで、光遺伝学研究で使われるために脳科学研究の分野で急速に知名度が上がっている。チャネルロドプシンを発現しているニューロンの活動は、生きている哺乳動物のような非常に複雑な系の場合でも光で制御できる。今回、2種類のチャネルロドプシンのキメラのX線結晶構造が2.3 Åの分解能で決定された。その構造から、レチナール結合ポケットや陽イオン輸送経路などのこのイオンチャネルの分子構造が明らかになった。この研究は、さらに研究に適した性質を持つ新規チャネルロドプシン変異体の設計への道を開くものとなる。(Article p.369, N&V p.318)

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