Nature ハイライト 神経:タンパク質と取り組むSUMO 2007年5月17日 Nature 447, 7142 SUMO(Small Ubiquitin-like MOdifier protein)は核内で基質となる標的タンパク質に結合し、そこで遺伝子転写の制御などの働きをすることが知られている。今回SUMOが、神経伝達物質の受容体であるカイニン酸受容体のターンオーバーを制御することがわかった。これは、SUMOが神経細胞間の接合部で他のタンパク質に結合することにより、脳機能に影響を与えている可能性を示唆している。 2007年5月17日号の Nature ハイライト 神経:タンパク質と取り組むSUMO 疫学:ヒト病原体は多くが動物起源 医学:病原性獲得へのパスポート 宇宙:潮汐作用にとらえられたエンセラダス 物理:シリコンによるスピントロニクスの実現 発生:繁栄の種子 発生:けがで毛が再生 医学:ヘルペスウイルスの功罪 医学:細胞極性を乱すピロリ菌毒素 目次へ戻る