Nature ハイライト

Cover Story:受精因子:プロテオミクスにより見つかっ た雄性不妊の原因と避妊薬標的候補

Nature 443, 7107

Caenorhabditis elegans)でプロテオミクスの手法により、DNA凝縮、染色体分離、受精能に必要とされる精子形成特異的な因子が同定された。因子の多くは、雄のマウスの不妊の原因となる。今回の知見から、男性の不妊の原因を解明したり、男性用避妊薬の標的が見つかったりする可能性が出てきた。表紙は、線虫の雄の生殖腺中で精子形成過程にある核を固定し、蛍光標識したもの。DNAは赤色、精子プロタミンSPCH-1、SPCH-2、SPCH-3は緑色に見える。黄色の部分は、この両方が共存することを示している。[Letter p.101]

目次へ戻る

プライバシーマーク制度