Nature ハイライト

微生物学:寄生虫–哺乳類宿主–吸血性媒介昆虫の相互依存性

Nature 623, 7985

今回、寄生虫であるリーシュマニア原虫(Leishmania)は、媒介生物であるサシチョウバエの腸内で交配を促進するために、サシチョウバエが吸血中に取り込んだ宿主IgM自然抗体を利用していることが分かった。IgM自然抗体のこの特性を利用して、これまで技術的に困難だと見なされていたin vitroでのリーシュマニア原虫の遺伝子交換が実験的に再現できた。

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