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構造生物学:スプライソソームの終結機構

Nature 659, 8139 doi: 10.1038/s41586-026-11101-6

スプライソソームは、mRNA前駆体(pre-mRNA)からイントロンを切り出した後も、そのイントロンに結合した非生産的な複合体に捕捉されたままとなる。この複合体の終結は、スプライソソームの再利用とイントロンの分解に極めて重要であるが、その機構は分かっていない。今回我々は、終結の連続する2つの段階にあるヒトスプライソソームのクライオ電子顕微鏡構造を提示する。まず、RNAヘリカーゼのDHX15とAquariusがスプライソソームのRNA活性部位の構造をほどく。これにより、U2 snRNAを含む、スプライソソームに結合していた構成要素が放出され、内部に埋もれていた投げ縄状イントロンの分岐点が引き出される。続いて、スプライソソームに係留されている酵素DBR1によってイントロンが切断され、これまで知られていなかった脱分岐イントロンスプライソソームが生じる。この状態では、YJU2Bの補助を受け、RNAヘリカーゼのDHX35がその補因子であるGPATCH1–WDR83と共に動員される。DHX35は、U6 snRNAと5′スプライス部位が形成する二本鎖から脱分岐イントロンを排出し、これによってスプライソソームの解体とイントロンの代謝回転が駆動される。異常なイントロン上で停止した機能不全のスプライソソームでは、YJU2BがLENG1と協働してDHX35–GPATCH1–WDR83を誘導し、スプライソソームの品質管理を通じた終結を行わせる。以上により我々は、通常のスプライソソーム終結の機構と、それがスプライソソーム品質管理と共通している点を明らかにした。これらの機構によって、mRNA前駆体スプライシングの正確さと効率が保証されている。

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