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免疫療法:多発性骨髄腫から広範な腫瘍に反応するγδ TCRを特定
Nature 659, 8139 doi: 10.1038/s41586-026-11055-9
γδ T細胞は、その抗腫瘍能と、免疫チェックポイント阻害に対する応答を仲介する役割が、ますます認識されるようになっている。しかし、古典的なαβ T細胞とは異なり、γδ T細胞による抗腫瘍応答の誘導がT細胞受容体(TCR)にどの程度依存するかは明らかになっていない。腫瘍反応性TCRを持つγδ T細胞を、バイスタンダーγδ T細胞と区別するのが難しいため、腫瘍反応性γδ T細胞の生物学的理解と、そのTCRを免疫治療薬へと応用する取り組みが制限されている。本研究で我々は、単一細胞CITE-seqデータから腫瘍反応性γδ T細胞を特定できる機械学習アルゴリズム、PreGameを提示する。我々は、PreGameを用いて、多発性骨髄腫または固形がんの患者から腫瘍反応性γδ T細胞を特定し、それらのTCRの腫瘍細胞に対する特異性を確認した。臨床的には、ベランタマブ マホドチンを含む併用療法を受けている多発性骨髄腫患者において、腫瘍反応性γδ T細胞の増加が、治療への反応を示す早期バイオマーカーとなることを実証した。また、普遍的に発現しているHLA-Cタンパク質に存在するγδ TCRエピトープと、腫瘍の免疫監視を可能にする論理ゲートを突き止めた。従って、PreGameは、γδ T細胞の生物学的理解を加速し、γδ TCRを汎用的な治療薬へと応用することを促進できる汎用性の高いツールである。

