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微生物学:糖類が豊富な食物は抗生物質が誘導するマイクロバイオーム摂動を増悪する

Nature 658, 8136 doi: 10.1038/s41586-026-11077-3

食餌は腸の微生物相の組成を形作る。しかし、異なる食品群がマイクロバイオームの動態に及ぼす具体的な影響は、特に極端な摂動が起こる状況においては明らかになっていない。今回我々は、造血細胞移植のために入院した173人の患者が摂取した9419回の食餌を詳細に追跡し、その後のマイクロバイオームの変化を解析することで、食餌と腸マイクロバイオーム動態の間の関係を評価した。対となる縦断的マイクロバイオーム試料が得られた158人の患者のデータにベイズ推論を適用したところ、抗生物質曝露中の「糖類・菓子・飲料」群の食品や糖類の摂取が、微生物相のディスバイオーシスの増悪を予測することが明らかになった。この増悪は、α多様性の低下と、病原性共生細菌であるエンテロコッカス属(Enterococcus)の増加として現れる。マウスにおける実験でも、スクロースの補給が、抗生物質によって誘導されるエンテロコッカス属の増加を強め、長期化させることが示された。これらのデータは、抗生物質で治療中に単純糖類の豊富な食餌を避けることで、微生物相の摂動を軽減できる可能性を示唆している。独立したコホートでのさらなる研究は、これらの知見を一般化し、微生物相を温存する介入を評価する機会をもたらす。

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