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がん:切除可能な非小細胞肺がんにおけるニボルマブの有益性を示すバイオマーカー

Nature 658, 8136 doi: 10.1038/s41586-026-10925-6

切除可能な非小細胞肺がん(NSCLC)の患者を対象としたCheckMate 77T試験(ClinicalTrials.gov:NCT04025879)において、周術期のニボルマブ投与は、プラセボと比較して無イベント生存期間(EFS)を有意に改善した。本研究では、無作為化後にバイオマーカーが評価可能であったのは、ニボルマブを投与された229人中98人と、プラセボを投与された232人中92人であり、これは無作為化された患者全体の41%である。血中循環腫瘍DNA(ctDNA)が検出可能であったのは、ニボルマブ投与患者98人のうち、ネオアジュバント療法の開始前に83人(85%)、完了時に90人(92%)であった。プラセボ投与患者92人については、治療開始時に75人(82%)、完了時に78人(85%)でctDNAが検出可能であった。ニボルマブ投与患者98人のうち、76人(78%)でネオアジュバント療法の前後でctDNAが検出可能かつ評価可能であり、そのうち50人(66%)で術前にctDNAの消失が認められ、この50人中25人(50%)が病理学的完全奏効(pCR)を示した。プラセボ投与群では、ネオアジュバント療法の前後でctDNAが検出可能かつ評価可能であったのは92人中64人(70%)で、その64人中24人(38%)で術前にctDNAが消失し、この24人中3人(12%)がpCRを示した。さらに、術後かつアジュバント療法開始前に分子的残存病変(MRD)が陰性であった患者のうち、ニボルマブ群では48人中4人(8%)、プラセボ群では44人中9人(20%)がアジュバント療法期間中に陽性へ転じ、これらの患者全員に疾患の再発が認められた。ドライバー遺伝子KEAP1、STK11、CDKN2A、および/またはSMARCA4のいずれかに、単独または複数の変化を認める患者では、プラセボ(n = 45)に対してニボルマブ(n = 60)によるEFSの延長効果が示唆された(ハザード比:0.48、95%信頼区間:0.28~0.83)。バイオマーカーが評価可能な患者のデータで訓練した機械学習モデルでは、EFS延長の主要な予測因子に、手術前のctDNA消失、N2でないNSCLC、pCR、扁平上皮がんという組織型、ニボルマブ投与が挙げられた。これらの知見は、切除可能なNSCLCにおける周術期ニボルマブ投与の転帰を予測するマーカーについての理解を深めるものである。

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