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神経幹細胞:皮質オルガノイドでは放射状グリアの系譜進行が時間的に脱共役する

Nature 658, 8136 doi: 10.1038/s41586-026-10916-7

放射状グリア前駆細胞(RGP)は、発生中の大脳皮質で全ての興奮性ニューロンを産生する。二重標識を利用したモザイク解析(MADM)による系譜追跡がin vivoで行われ、RGPの系譜進行の定量的な枠組みが明らかになっている。今回我々は、自律的組織化を行う皮質オルガノイド系でRGPの系譜進行を追跡するため、マウス胚性幹細胞でのMADM技術を樹立した。その結果、オルガノイド中のRGPは、in vivoで観測されるような時間的に厳密に定型化した系譜進行を行うことなく、増殖能に高レベルの可塑性を示した。オルガノイド中のRGPは、RGPとして一様な単一細胞転写特性と単一の細胞系譜軌跡を保ちながらも、系譜の限定性が増大し、皮質投射ニューロンクローン内の細胞タイプ多様性は減少した。このように、自律的組織化系には欠けている非細胞自律性の重要な手掛かり信号か、本来の幹細胞のニッチ、またはその両方が、RGPの細胞系譜進行の忠実な時間的制御と、クローン内の皮質細胞タイプの多様性の生成には不可欠である。

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