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生物多様性:種内変動が熱帯林の耐乾燥性を駆動する

Nature 657, 8130 doi: 10.1038/s41586-026-10870-4

厳しい干ばつがますます高木の枯死を引き起こしているが、森林の復元力の予測では依然として、耐乾燥性の種内変動に関する理解の不足が制約となっている。エンボリズム耐性などの通水形質は干ばつ下での生存において重要だが、主に温帯地域で実施された研究では種内変動がほとんど報告されておらず、高木種の適応能力に進化的制約が存在することが示唆されている。本研究で我々は、プエルトリコの年間降水量に4倍の差がある複数の地域でそうした降水量の全勾配(年間1000~4000 mm)に沿って収集した、18種290本の高木の11の通水形質からなるデータセットを用いて、この仮定を検証した。その結果、顕著な種内変動が、種の入れ替わりと相まって、降水量勾配に沿った耐乾燥性の協調的変化を生み出していることが明らかになった。大半の種では、より乾燥した森林ほどエンボリズム耐性が大幅に高くて、気孔の安全余裕も大きく、熱帯高木にはかなり大きな種内変動があること、そして、ますます乾燥する条件に適応するための機構が存在することが実証された。こうした形質の変動を欠く種は、将来のより乾燥した気候の下では極めて脆弱になる可能性がある。種間および種内の両方の形質変動を予測モデルに組み込むことで、激化する干ばつに対する森林の復元力を予測する能力が向上するだろう。

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