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構造生物学:インテグラーゼはHIV-1キャプシド内部へウイルスRNAを固定する
Nature 652, 8111 doi: 10.1038/s41586-026-10154-x
HIV-1インテグラーゼ(IN)は、ウイルスゲノムRNAの成熟ウイルスコアへの封入を促進しており、この機能は現在進行中の抗レトロウイルス薬開発の標的となっている。今回我々は、RNAと複合体を形成した霊長類レンチウイルスINのクライオ電子顕微鏡構造を決定し、IN八量体繰り返し単位(おのおのが非対称ホモ四量体の対からなる)で構成された線形フィラメントを明らかにした。この集合体は、主にINのC末端ドメインとRNA骨格を含むIN–RNA相互作用を介して安定化されていた。INフィラメント繰り返し単位の間隔と配向は、成熟したキャプシド(CA)格子を構成する連続したCA六量体のそれとよく一致していた。天然由来の精製HIV-1コアのクライオ電子顕微鏡画像を用いて、我々はCA格子の内腔側に沿って成長する際のINフィラメントの構造を精緻化した。フィラメント中の各IN四量体はCA六量体中に寄り添って集まり、主なホモロジー領域と密にかみ合っていた。IN-CA接触に関与する残基を置換すると、コアの外部に位置しRNA核様体を持つ風変わりなウイルス粒子(ビリオン)が生成した。まとめると、我々の結果によって、HIV-1のIN-RNA相互作用の構造基盤が確立され、成熟CA格子の内腔側上にRNA結合モジュールをINが形成することが明らかになった。

