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神経科学:アストロサイトが記憶を支える扁桃体の神経表現を可能にする

Nature 652, 8109 doi: 10.1038/s41586-025-10068-0

過去に経験した脅威に対する反応を担う脳のシステムは、生存上重要な機能を賦与している。恐怖記憶とその消去は、扁桃体基底外側核(BLA)の神経表現によって支えられているが、この過程へのアストロサイトを含む非神経細胞の関与については未解明である。今回我々は、in vivoカルシウム(Ca2+)画像化法とアストロサイトの因果関係を検証する操作法を用いることで、BLAのアストロサイトが、恐怖の状態を動的に追跡し恐怖記憶の想起と消去を支えていることを明らかにした。アストロサイトへの操作をBLAニューロンのin vivo Ca2+画像化法および電気生理記録と結び付けて、アストロサイトのCa2+シグナル伝達が、ニューロンの恐怖記憶想起と消去の符号化、そしてBLA–前頭前皮質回路を介した記憶の読み出しを可能にしていることが示された。今回の知見は、恐怖状態に連関する神経表現の生成と適応におけるアストロサイトの重要な役割を明らかにし、扁桃体に媒介される重要な適応機能についてのニューロン中心的なモデルに改訂を迫るものである。

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