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医用生体工学:磁性流体を用いる長期非血栓性の左心耳閉鎖術

Nature 651, 8104 doi: 10.1038/s41586-025-10091-1

現在の左心耳閉鎖術(LAAO)において、固体閉鎖デバイスと左心耳(LAA)の間の不適合に起因するデバイス周囲漏出およびデバイス関連血栓は、依然として主要な課題である。今回我々は、あらゆるタイプのLAAに適した、磁性流体を用いる個別化された完全なLAAOを提案する。磁性流体は、心臓カテーテルからLAAに注入できる。十分な磁場の存在下で、磁性流体は高速血流に耐えることができる。磁性流体は、血液中の水と接触して沈殿し、わずか数分以内に磁性ゲルを形成できる。さらに我々は、in vivoでブタモデルにおいて、10カ月にわたり磁性ゲルの長期レジリエンスと生体適合性を確認した。いずれのブタにおいても、デバイス関連血栓も磁性ゲルのリークも観察されなかった。Watchman閉鎖デバイスの表面に形成された心内膜は、粗く不完全で、血栓症の素因となった。また、Watchman閉鎖デバイスにはバーブ(返し)が付いているため、心筋損傷が不可避であった。今回の磁性ゲルの表面に形成された心内膜は、滑らかで、しっかりしたものであり、非血栓性であった。今回の磁性ゲルとLAAの間にすき間は観察されず、心筋に損傷は生じなかった。これらの知見は、長期非血栓性LAAOに有望な臨床戦略をもたらす可能性がある。

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