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神経変性:腸管マクロファージは腸–脳軸に沿ってシヌクレイノパチーを調節する
Nature 651, 8104 doi: 10.1038/s41586-025-09984-y
パーキンソン病(PD)は腸管神経系(ENS)にその起源がある可能性があり、そこからαシヌクレイン(αS)病変が脳へ広がっていくとみられることが、新たな証拠によって示唆されている。PD患者は、運動症状発現の数十年前から便秘を患い、αSに対して反応性のある循環血中T細胞を有しており、このことは、ENSで開始した末梢免疫応答がPDの早期段階に関与している可能性を示唆している。しかし、ENSでαS病変を引き起こし、それが腸–脳軸に沿って広がる細胞機構についてはまだ明らかにされていない。本論文で我々は、ENSの完全性と腸管恒常性のハウスキーパーである筋層マクロファージ(ME-Mac)が、PDモデルにおいてαS病変と神経変性を調節することを実証する。ME-Macは誤って折りたたまれたαSを含んでおり、エンドリソーム機能不全を反映するシグネチャーを示し、αS病変が進行するにつれ、ENSから硬膜を介して脳へ移行するT細胞の増殖を調節する。ME-Macの選択的な枯渇は、ENSおよび中枢神経系でのαS病変を減少させ、T細胞増殖を抑制し、神経変性と運動機能障害を軽減した。これにより、ME-Macは腸–脳軸に沿ってαS病変を引き起こす早期の細胞性開始因子としての役割を担っていることが示唆された。これらの機構を理解することは、PDの早期バイオマーカーに向けた道を開く可能性がある。

