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生理学:鳥類の網膜内層における無酸素代謝は櫛状突起によって支えられている

Nature 650, 8102 doi: 10.1038/s41586-025-09978-w

神経組織は酸素欠乏に対する感受性が非常に高く、密な血管網に依存して、酸素と栄養素の供給、ならびに老廃物の代謝クリアランスに関する極めて高い代謝要求を満たしている。鳥類では、代謝要求性が最も高い神経組織の1つである網膜の内部に血管が存在しない。そのため、こうした代謝要求性の高い神経組織が、血液灌流なしにどのように機能できるのかという疑問が生じる。本論文で我々は、網膜外層の光受容体の外節は酸素を利用できるのに対し、鳥類の網膜内層は、網膜ニューロンにおける嫌気的解糖に支えられて慢性的な酸素欠乏状態で作動していることを明らかにする。我々は、鳥類の硝子体に特有の血管構造で、その機能が何世紀にもわたって議論されてきた眼球の櫛状突起が、無酸素状態の網膜内層にグルコースを供給し、そこから乳酸を除去していることを示す証拠を提示する。こうした櫛状突起が鳥類網膜の無酸素耐性を代謝的に支えることで、まず、厚くて細胞密度が高く血管のない網膜の進化が可能になり、これが次いで、高高度での渡りで網膜機能を可能にする外適応として働いたと、我々は提案する。

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