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がん治療:チェックポイント分解と組み合わせた抗原提示による腫瘍内ワクチン接種
Nature 650, 8102 doi: 10.1038/s41586-025-09903-1
抗原提示細胞によるクロスプレゼンテーションの低下は、腫瘍床内で腫瘍反応性T細胞の欠乏を引き起こす。免疫原性再プログラム化によりin situでT細胞を若返らせることは強く望まれているが、困難である。今回我々は、腫瘍細胞を再プログラム化して、抗腫瘍免疫の回復した抗原提示状態(APC様腫瘍細胞)にする、腫瘍内免疫ワクチン技術であるiVAC(intratumoural vaccination chimera)を開発した。iVACキメラは、共有結合で免疫原抗原に結合させた改変型PD-L1分解因子であり、免疫チェックポイント阻害を軽減しながら、外来抗原のクロスプレゼンテーションを強制する。機能的には、iVACが誘導する抗原プロセシングと抗原提示は、常在性の抗原特異的CD8+ T細胞の再活性化を介して強力な腫瘍殺傷を引き起こし、これは同時に腫瘍微小環境を再構築して、持続的な腫瘍特異的免疫を促進する。我々はこの戦略を拡張し、iVACとサイトメガロウイルス(CMV)由来抗原を併用して、in vitro、ヒト化マウスモデル、患者由来腫瘍モデルにおいて、乳がんに対するCMV特異的T細胞を活性化した。本研究は、腫瘍床内のがん細胞を化学的に再プログラム化してAPC様の機能を付与するための基盤を確立しており、抗腫瘍免疫を刺激する手段を提供するものである。

