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免疫学:好中球は交感神経によって活性化された脂肪細胞においてエネルギー貯蔵を維持する
Nature 650, 8102 doi: 10.1038/s41586-025-09839-6
脂肪組織は、栄養過多の際には脂質を貯蔵し、エネルギー需要時には脂肪分解を介してそれらを放出することでエネルギーの恒常性を維持している。脂肪分解は短期的な代謝適応に必須である一方で、長期的な代謝ストレスにはエネルギー貯蓄を維持する適応変化が必要となる。本論文で我々は、脂肪細胞のβ3アドレナリン作動性活性化が、白色脂肪組織(WAT)、特に脂質を豊富に含む内臓WATへの一過性かつ貯蔵部特異的な好中球浸潤を誘導することを報告する。好中球の動員は、脂肪細胞での脂肪分解とp38 MAPKの両方の活性化を必要とし、ロイコトリエンB4の分泌によって仲介される。動員された好中球はin situで活性化され、局所的にIL-1βを分泌して、これが脂肪分解を抑制し、過剰なエネルギー損失を制限する。好中球除去やIL-1β産生阻害は、脂肪分解を増加させ、反復性のβ3アドレナリン刺激後のWAT量の減少をもたらした。まとめるとこれらの結果は、好中球由来のIL-1βが代謝ストレス時の脂質貯蔵の維持に役割を担っていることを明らかにしており、これにより、脂肪損失を制限してエネルギー恒常性を維持するという自然免疫細胞の生理学的機能が浮き彫りになった。

