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分子生物学:アーキアのFttAに依存した転写終結の構造基盤
Nature 635, 8037 doi: 10.1038/s41586-024-07979-9
アーキアでは、リボヌクレアーゼであるFttA(別名aCPSFもしくはaCPSF1)が因子依存性転写終結を仲介している。今回我々は、超好熱性アーキアThermococcus kodakarensisの転写終結前複合体の構造を明らかにした。この複合体はFttA、Spt4、Spt5および転写伸長複合体(TEC)から構成される。この構造から、FttAはTECと相互作用しており、そのためRNAはTECのRNA排出チャネルから直接FttAの触媒中心へと進むことができ、FttAによるRNAのエンドヌクレアーゼ型切断が可能になることが分かった。RNAはFttAによって5′→3′エキソヌクレアーゼ型分解を受け、同時にFttAがRNA上で5′→3′方向に移動してTECに機械力がかかり、これが転写終結を引き起こす。さらにこの構造から、Spt5がFttAとTECを架橋していることも分かり、Spt5がFttAに依存した転写終結を促進する仕組みが説明された。これらの結果から、細菌とアーキアの因子依存性転写終結の機能的相似、アーキアと真核生物の間の因子依存性転写終結の機能的相同性、さらに細菌、アーキア、真核生物における因子依存性転写終結の基本的機構の類似性が明らかになった。

