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考古学:人類は140万年前に東方からヨーロッパへと分散した

Nature 627, 8005 doi: 10.1038/s41586-024-07151-3

ウクライナ西部のコロレボ遺跡の黄土沖積層で発見された石器は、1970年代にこの遺跡が発見されて以来、複数の研究グループによって調べられてきた。ヨーロッパの旧石器時代に対するコロレボ遺跡の重要性は広く認識されているが、この遺跡の最も古い石器遺物の年代は、いまだ確実には絞り込まれていない。今回我々は、宇宙線生成核種を用いる2つの埋没年代測定法により、第1様式(Mode-1)の石器遺物を含む堆積層の年代を142 ± 10万年前および142 ± 28万年前と推定したことを報告する。我々の知る限り、コロレボ遺跡はヨーロッパでのヒト族の存在を示す年代が確実に認されたものの中では最古の例で、コーカサス(約185~178万年前)とヨーロッパ南西部(約120~110万年前)の間にある空間的・時間的な隔たりをつなぐものである。今回の知見は、人類はヨーロッパに東方から定着していったという仮説を推し進めるものであり、居住地の適合性に関する我々の分析結果は、初期のヒト族が、中期更新世気候遷移期のはるか前に、温暖な間氷期を利用してより高緯度の比較的大陸性の場所(コロレボなど)へ分散したことを示唆している。

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