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環境科学:約100万件の空中現場測定によって得られた米国の石油システムとガスシステムの排出量

Nature 627, 8003 doi: 10.1038/s41586-024-07117-5

石油システムとガスシステムのメタン航空探査が、公的な見積もりから漏れている大量の排出を発見し続けているように、エネルギー生産によるメタン排出量の真の大きさはまだ定量化されていない。今回我々は、約100万件の空中現場測定の結果を統合して、15回の空中調査で得られた、陸上の石油生産の52%とガス生産の29%からなる、米国の6地域について地域的な排出インベントリーを作成した。そして、経験に基づくシミュレーションを用いて小規模な排出量を見積もることで、それぞれの完全な排出量分布を構築した。見積もられた総排出量は、生産性が高くガスの豊富な地域を対象とした天然ガス生産の0.75%(95%信頼区間〔CI〕:0.65〜0.84%)から、急速に拡大し石油に集中している地域の9.63%(95%CI:9.04〜10.39%)まで幅があった。6地域の加重平均は2.95%(95%CI:2.79〜3.14%)で、これは中央政府のインベントリーの見積もりの約3倍である。15回の調査のうち11回では、わずか0.05~1.66%の生産井が、生産井からの排出量の大半(50~79%)に寄与していた。パイプラインを含む補助的な中間施設は、地域的な排出量の見積もりの18~57%に寄与しており、同様に少数の排出点に集中していた。まとめると、今回定量化した排出量は、商業的なガスの価値で10億米ドルの年間損失と年間93億米ドルの社会的コストに相当する。繰り返し行われた包括的かつ地域的なリモートセンシング探査によって、こうした頻度が低く影響の大きい排出を検出して、迅速に軽減し、公的な排出インベントリーへ組み込み、特定の地域における最も効果的な排出検出技術を明確に評価する道筋が得られる。

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