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環境科学:全球の帯水層の地下水位の急速な低下と一部の回復事例
Nature 625, 7996 doi: 10.1038/s41586-023-06879-8
地下水資源は、生態系や生活に不可欠である。過剰な地下水の取水は、地下水位の低下を引き起こす場合があり、これは、海水の浸入、地盤沈下、河川流の減少、井戸の枯渇につながる。しかし、局所的な地下水位の低下の全球的な速さと出現率は、in situの地下水位が全球スケールで総合的に扱われていないため、あまり絞り込まれていない。今回我々は、全球の地下水取水の約75%にわたる国々の、17万カ所の監視井戸と1693カ所の帯水層におけるin situ地下水位の傾向を分析した。我々は、急速な地下水位の低下(> 0.5 m year−1)は21世紀に広範に及んでおり、これは特に広域の耕作地を伴う乾燥地域で顕著であることを示す。また、極めて重要なことに、全世界の地域帯水層の30%で地下水位の低下が過去40年にわたって加速していることも示す。こうした地下水位低下の広範な加速は、地下水枯渇に取り組むより効果的な手段が緊急に必要であることを浮き彫りにしている。さらに、今回の分析は、政策の変更、管理による帯水層の涵養、表層水の転用の後に、枯渇傾向が逆転した特定の事例も明らかにしており、枯渇した帯水層系が回復する可能性を立証している。

