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古代DNA:100例の古代ゲノムから明らかになった新石器時代のデンマークで繰り返された集団の入れ替わり

Nature 625, 7994 doi: 10.1038/s41586-023-06862-3

完新世のユーラシアにおける集団の大規模な移動事象については、遺伝学的特徴が広範な地域規模で明らかにされている。しかし、接触地帯における集団の動態については、高い時空間分解能の古代ゲノムデータがないことが障害となり、手掛かりが得られていない。今回我々は、これに対処するため、デンマークの中石器時代、新石器時代、初期青銅器時代の7300年にわたる100体の骨格から得られ、ショットガン塩基配列解読が行われたゲノムを解析し、これらを食餌(13Cおよび15Nの含有量)、移動性(87Sr/86Sr比)、植被率(花粉)の代理指標と統合した。その結果、デンマークの中石器時代のマグレモーゼ文化、コンゲモーゼ文化、エルテべレ文化の個体は、他の西ヨーロッパ狩猟採集民と近縁な単一の独特な遺伝的クラスターを形成することが明らかになった。これらの個体は、物質文化の移行にもかかわらず、遺伝的には、約1万500年前(較正年代)から、アナトリア由来の祖先を持つ新石器時代の農耕民が到達した5900年前(較正年代)まで均一であった。この地域での新石器時代への移行は、中央ヨーロッパに比べて1000年以上遅かったが、その変化は非常に急激であり、結果として局地的な狩猟採集民からの遺伝的寄与に限定された集団の入れ替わりが生じた。その後の、鐘状ビーカー文化に関連した新石器時代の集団は、東のステップ由来の祖先系統を持つ移動集団が到達するまで、約1000年間のみ存続した。この同様に急激だった第二の集団の入れ替わりによって、現在のデンマーク人と類似の祖先系統プロファイルを持つ単葬墓文化が生まれた。我々の多指標データセットでは、これらの主要な人口統計学的事象が、遺伝子型、表現型、食餌、土地利用における並行移行として現れている。

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