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化学:適応型動的均一系触媒作用を用いる一般的なクロスカップリング反応
Nature 619, 7968 doi: 10.1038/s41586-023-06087-4
クロスカップリング反応は、現代の有機合成において最も重要な変換の1つである。さまざまなプロトコルを考慮すると、既報のハロゲン化(ヘテロ)アリールと求核カップリング剤の範囲は非常に広いが、反応条件が化合物の種類によって大きく異なるため、反応条件を個別に新たに最適化する必要がある。今回我々は、一般的なC(sp2)–(ヘテロ)原子カップリング反応向けの、可視光駆動酸化還元反応条件下でニッケルを用いる適応型動的均一系触媒作用(AD-HoC:adaptive dynamic homogeneous catalysis)を提示する。この触媒系には自己調節性があるため、クロスカップリング反応における多種多様な求核剤を単純に分類することが可能になった。これは、予測可能な反応条件下での数百の合成例を用いて、9つの異なる結合形成反応(今回の場合、C(sp2)–S, Se, N, P, B, O, C(sp3, sp2, sp), Si, Cl)において合成により実証された。触媒反応中心と触媒反応条件は、添加した求核剤や、必要であれば市販の安価なアミン塩基によって互いに異なる。

