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経済学:ソーシャルキャピタルII:経済的関係性の決定要因

Nature 608, 7921 doi: 10.1038/s41586-022-04997-3

階級の境界を超えた社会的交流レベルの低さは広範な懸念の種であり、所得流動性が上向きに変化する率が低下するなどの結果の悪化と関連している。今回我々は、対となる我々の論文で行われた解析に基づいて構築したフェイスブック(Facebook)からのデータを用いて、階級をまたいだ交流の決定要因を解析した。社会経済的境界による社会的断絶は、社会経済的地位(SES)の高い人と低い人の間での、SESの高い友達の割合の違いとして測定され、そのような断絶の約半分は、学校や宗教団体などの集団におけるSESの高い人々との接触機会の違いにより説明されることが明らかになった。残りの半分は、友達バイアス、つまり、接触機会が同等の条件であっても、SESの低い人々がSESの高い人々と友達になる割合が低い傾向があることにより説明される。友達バイアスは、人々が交流する集団の構造により形成される。例えば、友達バイアスは、集団が大きく多様であるほど高く、宗教団体では学校や職場よりも低い。接触機会と友達バイアスを区別することは、SESをまたいだ友達づくり(経済的関連性)を高めるための介入の特定に役立つ。高校コホート横断的な高SES学生の割合の変動を用いて、我々は高SESとの接触機会が増加すると、友達バイアスのレベルの低い学校で、低SESの人々が高SESの人々と友達になる割合が増えることを示す。従って、友達バイアスの低いコミュニティーでは、社会経済的な融合によって経済的関連性を高めることができる。対照的に、友達バイアスが高い場合に経済的関連性を高めるためには、既存メンバー間でSES間の交流を増やすことが必要になるかもしれない。我々はこのような取り組みを支援するために、米国のZIPコード(郵便番号)、高校、大学別に、経済的関連性、接触機会、友達バイアスについて、プライバシーを保護した統計データをhttps://www.socialcapital.orgで公開している。

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