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社会科学:科学において女性は男性よりも論文の著者として記されにくい

Nature 608, 7921 doi: 10.1038/s41586-022-04966-w

科学分野で女性による研究成果の数と男性による研究成果の数に格差が見られることについては、多数の報告があり、女性の職場定着や昇進と明らかな因果関係がある。この格差は、生産性の違いの結果である可能性と、女性の貢献が認められていないことによる可能性がある。今回我々は、少なくともこの格差の一部は、女性の貢献が認められていない結果であり、研究チーム内の女性は男性に比べて、論文著者として記されることが有意に少ないことを明らかにする。この知見は、非常に異なる3つのデータソース間で一貫している。1つ目のデータソース(研究チーム、チームの科学的成果、著者表示に関する大規模管理データ)の解析では、男性の同僚に比べて女性は、所属する研究チームによる特定の論文や特許に、著者として記載される可能性が有意に低いことが明らかになった。著者表示のジェンダー格差は、ほとんどの科学分野と、ほぼ全てのキャリアステージで見られた。2つ目のデータソース(著者らの大規模調査)でも同様に、女性の科学的貢献は、体系的に認識されにくいことが分かった。3つ目のデータソース(定性的回答)からは、女性の貢献が認められにくいのは、彼女たちの研究が多くの場合、知られていなかったり、評価されていなかったり、あるいは無視されていたりするためであることが示唆された。科学的成果で見られるジェンダー格差の少なくとも一部は、科学的な貢献の差ではなく、著者表示の違いによるものだと思われる。

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