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遺伝学:英国バイオバンクの15万119人のゲノムの塩基配列

Nature 607, 7920 doi: 10.1038/s41586-022-04965-x

ヒトゲノムの塩基配列の多様性が、表現型の多様性に影響を及ぼす仕組みについての詳細な知識は、塩基配列と表現型の変動の両方の包括的で信頼性の高い特性解析に依存している。この関係性についての知見は、過去10年間にわたり、豊富な表現型データを伴う大規模コホートの全エキソーム塩基配列解読や全ゲノム塩基配列解読から得られてきた。今回我々は、英国バイオバンクの参加者15万119人の全ゲノム塩基配列解読の解析結果について報告する。得られた一連の高品質バリアントには、5億8504万410の一塩基多型(可能な全てのヒト一塩基多型の7.0%に相当)や5870万7036の挿入欠失(インデル)が含まれる。この大規模なバリアントのデータセットにより、ゲノムに沿った領域ごとのdepletion rank(DR)スコアを介して、集団内の塩基配列変動に基づき選択の特徴を明らかにすることができた。DR解析からは、コーディングエキソンが、ゲノムにおいて強力に塩基配列が保存されている領域のごく一部であることが分かった。我々は、英国バイオバンク内で、大規模な英国・アイルランド系コホート、より小規模なアフリカ系コホート、そして南アジア系コホートという3つのコホートを定義した。塩基配列が解読された3人以上に認められたバリアントの大半について、信頼性の高いインピュテーションを可能にする、ハプロタイプ参照パネルが得られた。また、大規模な全ゲノム塩基配列解読解析では通常除外されているバリアントである、89万5055の構造バリアントと253万6688のマイクロサテライトも特定された。我々は、この新しい強力な情報資源を用いて、これまでの全エキソーム塩基配列解読やインピュテーションに基づく研究では見つからなかった、大きな効果を持つまれなバリアントと形質との関連の例をいくつか示す。

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