Review

ナノスケール材料:モアレ物質の作製と物理の再現性

Nature 602, 7895 doi: 10.1038/s41586-021-04173-z

わずかな格子不整合を有する2つの原子層を重ねたり、小さな回転角を付けて2つの原子層を重ねたりすると、モアレ超格子が形成される。モアレ超格子は、「親」物質から大きく変化した(時には「親」物質には全く存在しない)特性を持つ。そうしたモアレ物質によって、低次元における強相関現象やトポロジカル系の研究や操作が進歩してきた。超伝導などの電子相を根本的に理解するには、困難な作製過程を精密に制御する必要があり、そうした制御には2つの原子層の0.1°未満の角度精度での回転アライメントが含まれる。本論文で我々は、モアレ物質の本質的特性を概説し、再現性の観点からその作製と物理について論じる。

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