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エネルギーインフラ:世界の太陽光発電ユニットのインベントリー

Nature 598, 7882 doi: 10.1038/s41586-021-03957-7

太陽光発電(PV)の発電設備容量は2009年以降、毎年41%増加している。気候変動を緩和し、普遍的なエネルギー利用を支援するエネルギーシステム予測では、2040年までにPV発電設備容量が約10倍増加することが示されている。発電の断続性を管理し、気候変動のリスクを緩和し、PVの展開に必要な土地利用や土地被覆の変化によって生じる生物多様性、保全、土地保護の優先度とのトレードオフを特定するには、エネルギーシステムを記述する地理空間データが必要である。PV発電設備容量の現在入手可能なインベントリーでは、こうした要望に完全に応えることはできない。今回我々は、リモートセンシング画像の縦断的コーパス、機械学習、大規模なクラウド計算インフラを用いることによって、世界の商業規模、工業規模、公益事業規模のPV施設(すなわち、定格容量が10 kWを超えるPV発電所)のインベントリーを提示する。我々が位置を特定して確認した施設は6万8661件に上り、これは、以前利用可能だった資産レベルのデータより施設数で432%多い。我々は、手作業で標識を付けたテストセットを用いて、2018年末における世界の発電設備容量を423 GW(−75/+77 GW)と見積もった。今回のデータセットに、施設の設置日、過去の土地被覆分類、脆弱地域への近さの見積もりを加えることによって、PV施設の大半が農地に存在し、次いで多いのが乾燥地と草地であることが示された。今回のインベントリーは、持続可能な開発目標(SDGs)に沿ったPVの配電に役立つ可能性がある。

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