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神経変性:アストロサイトのインターロイキン3はミクログリアをプログラムしてアルツハイマー病を制限する

Nature 595, 7869 doi: 10.1038/s41586-021-03734-6

グリア細胞の生態系内でのコミュニケーションは、ニューロンと脳の健康に不可欠である。アルツハイマー病(AD)患者の脳内におけるアミロイドβ(Aβ)と神経原繊維タウの蓄積とクリアランスに対するグリア細胞の影響については、これらが治療的に重要な相互作用であるという認識が高まってきているものの、まだあまり分かっていない。今回我々は、ヒトとマウスにおいて、アストロサイト由来のインターロイキン3(IL-3)が、ミクログリアをプログラムしてADの病状を改善することを示す。ミクログリアはAβ沈着を認識すると、IL-3の特異的受容体であるIL-3Rα(別名CD123)の発現を増加させ、IL-3に対して応答するようになる。アストロサイトはIL-3を構成的に産生し、ミクログリアの転写的、形態的、機能的なプログラム化を引き起こして、急性免疫応答プログラム、運動性の増強、Aβやタウをクラスター化してそれらの凝集体を除去する能力を付与する。これらの変化は、ADの病状と認知機能低下を制限する。我々の知見は、IL-3がアストロサイトとミクログリアのクロストークの主要なメディエーターであり、ADの治療介入の中核となることを示している。

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