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医学研究:ヘルスケアと研究のデータを組み合わせることで発見された28の遺伝的疾患の証拠

Nature 586, 7831 doi: 10.1038/s41586-020-2832-5

タンパク質をコードする遺伝子のde novo変異は、発達障害のよく確立された原因である。しかし、発達障害に関連することが知られている遺伝子は、過剰に観察されているそうしたde novo変異のごく一部を説明するものでしかない。今回我々は、発達障害に関連する未報告の遺伝子を突き止めるため、ヘルスケアデータと、発達障害の小児とその両親の3人を1組とする3万1058組から得られたエキソーム塩基配列のデータを統合して、de novo変異が遺伝子特異的に豊富に存在する遺伝子を特定するシミュレーションベースの統計的検定を開発した。その結果、発達障害と有意な関連を示す遺伝子が285特定された。この中には、発達障害とのロバストな関連がこれまで示されていなかった遺伝子が28含まれている。発達障害と関連するものとして検出された遺伝子はこれより多かったが、タンパク質をコードする遺伝子における過剰なde novo変異の多くは依然として説明されていない。モデル化からは、発達障害に関連する未報告の遺伝子は1000以上に上ると示唆され、その多くは既知の遺伝子よりも浸透度が低いと考えられる。発達障害に関連する遺伝子のマップを完成させるためには、臨床診断データセットの研究利用が極めて重要になると考えられる。

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