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天文学:星のクラスター化が惑星系の構造を形作る

Nature 586, 7830 doi: 10.1038/s41586-020-2800-0

惑星形成は一般に、親星と原始惑星系円盤を含む系の観点から記述され、このうち円盤内部の特性(質量や金属量など)によって、形成される惑星系の特性が決まる。しかし、(原始)惑星系は、力学的な星間相互作用または近傍の大質量星による外的な光蒸発のいずれかを通して、空間的にクラスター化した星形成環境の影響を受けると予測されており、実際にそうした影響が観測されている。星の集団は10億年未満で空間的に分散し、この時間は最もよく知られている太陽系外惑星の年齢をはるかに下回るため、惑星系の構造がこうした環境的な過程の影響をどの程度受けるかを定量化するのは難しい。今回我々は、ガイア衛星から得られた位置天文観測データにおいて系外惑星の親星周辺の共動する古い星の集団を特定し、惑星系の構造が位置–速度位相空間における局所的な星のクラスター化に強く依存することを実証する。我々は、親星の年齢、質量、金属量、親星からの距離を調整することによって、位相空間の密度超過(共動する星の数が構造化されていない空間よりも多い)とフィールドの間で惑星系の特性に極めて有意な差を得た(p値:10−5〜10−2)。位相空間の密度超過における惑星の長半径と軌道周期の中央値はそれぞれ0.087天文単位と9.6日で、フィールド星周辺の惑星ではこれらの値はそれぞれ0.81天文単位と154日であった。「ホットジュピター(大質量で短周期の系外惑星)」は主に星の位相空間の密度超過に存在し、これは、それらの極端な軌道の起源が、内部での移動や惑星–惑星散乱ではなく環境的な擾乱にあることを強く示唆している。今回の知見は、星のクラスター化が惑星系の構造を決める重要な要素であることを明らかにしている。

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