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生態学:南極の原生自然はその生物多様性を捉えていない

Nature 583, 7817 doi: 10.1038/s41586-020-2506-3

地球の衰退する原生自然に関する最近の評価では、南極が、保護を必要とする極めて重要な原生自然であることが強調された。しかし、南極大陸への人為的影響は広範に及び、その原生自然の度合いは定量化されておらず、生物多様性の保全に対する重要性も明らかにされていない。今回我々は、人間活動の包括的な記録(200年にわたる約270万件の記録)を収集し、これを用いて、南極の原生自然度、およびそれが生物多様性をどの程度表現しているかを定量化した。その結果、南極大陸の面積の99.6%が今なお原生自然と見なされるものの、こうした地域は生物多様性の特徴をほとんど捉えていないことが明らかになった。人間の干渉を受けていない手付かずの地域が占める面積ははるかに小さく(南極大陸全体の32%未満)、人間活動の増大とともに縮小しつつある。南極の特別保護地区ネットワークを緊急に拡大することで、この傾向を逆転させ、南極大陸の生物多様性を保持することは可能である。

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