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海洋保全:漁業活動の影響下におけるサメ類の空間的リスクの全球評価

Nature 572, 7770 doi: 10.1038/s41586-019-1444-4

効果的な海洋管理および高度回遊性種の保全は、動物の動きや分布と漁獲努力量との重なりを明らかにすることに懸かっている。しかし、こうした情報は全球規模では得られていない。今回我々は、衛星で追跡した外洋性サメ類の動きと全球の漁船団の動きとを組み合わせたビッグデータの手法を用いて、サメ類が利用する月平均空間の24%が遠洋延縄漁業の操業海域と重なっていることを明らかにする。延縄との重なりの度合いが最も高かったのは、商業的に価値のあるサメ類の空間利用ホットスポット(最高で76%)と国際的に保護対象となっている種の空間利用ホットスポット(最高で64%)で、これらは漁獲努力量の大幅な増大とも関連していた。国の管轄権が及ばない海域(公海)では、外洋性サメ類が現在のレベルの漁獲努力量から避難できる空間は限られている、と我々は結論する。今回の結果は、公海のサメ類の空間利用ホットスポットでの保全および管理対策が緊急に必要であることを実証するとともに、衛星による大型動物相と漁船の同時監視が準リアルタイムでの動的管理ツールとなる可能性を明らかにしている。

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