Review
進化学:生命の最古の痕跡を証明する際の課題
Nature 572, 7770 doi: 10.1038/s41586-019-1436-4
地球は43億年にわたって生命が存在可能な環境にあり、最古の岩石記録によれば、少なくとも34億年前まで、あるいは議論の余地はあるがそれ以前に、微生物の生物圏が存在していたことが示されている。生命の痕跡として考えられるものは、形態学的なものや化学的なものであるが、こうした痕跡を模倣したり変化させたりする非生物的過程やその後のコンタミネーションが、その解釈を困難にする可能性がある。実験的手法に加え、マイクロスケールおよびナノスケールの解析が進歩したことで、地質学的状況と組み合わせて、これらのバイオシグネチャーの特徴付けが改善しており、非生物的な過程が絞り込まれている。初期生命の証拠の再評価は、困難だが、地球上および地球外の両方での生命の起源や進化を理解しようとする探求において不可欠であり、時宜を得たものだ。

