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がん:小児期の小脳腫瘍は保存された胎児期の転写プログラムを反映している

Nature 572, 7767 doi: 10.1038/s41586-019-1158-7

小脳腫瘍の起源と発生に関する研究は、発生過程を通して変化する小脳細胞の複雑性と不均一性が妨げとなっている。今回我々は、単一細胞トランスクリプトミクスを用いて、発生中のマウス小脳から単離した6万個以上の細胞を調べて、小児小脳腫瘍の異なる分子的サブグループが、時間的に制限された異なる小脳細胞系譜由来の細胞の転写を反映していることを示す。ソニックヘッジホッグ(SHH)髄芽腫サブグループは、予想通り顆粒細胞ヒエラルキーの転写状態を反映していたが、グループ3髄芽腫はネスチン陽性幹細胞に、グループ4髄芽腫は単極刷子細胞に、そしてPFA/PFB上衣腫と小脳の毛様細胞性星細胞腫は出生前のグリア発生前駆細胞に類似していた。さらに、ヒト小児小脳腫瘍の単一細胞トランスクリプトミクスから、多くの腫瘍塊は分化状態の異なる細胞が混ざった集団を含んでいることが明らかになった。我々のデータは、小脳腫瘍が初期脳発生の異常であることをはっきりと示しており、小脳腫瘍発生のピークが小児期初期にあることに対する直接的な説明を提供する。

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