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免疫学:分散したトランスゴルジ網上のホスファチジルイノシトール 4-リン酸はNLRP3インフラマソームの活性化を仲介する
Nature 564, 7734 doi: 10.1038/s41586-018-0761-3
NLRP3インフラマソームは、ヒトの炎症性疾患と関連があり、さまざまな刺激によって活性化される。しかし、これらの刺激がNLRP3をどのように活性化するかは分かっていない。今回我々は、さまざまなNLRP3刺激がトランスゴルジ網(TGN)の分散を引き起こすことを示す。NLRP3は、塩基性残基を多く含むその保存された領域と、分散したTGN(dTGN)上の負に荷電したホスファチジルイノシトール 4-リン酸(PtdIns4P)とのイオン結合を介して、dTGNへ誘導される。その後dTGNは、NLRP3が凝集して多数の点状構造を形成する足場として働くことで、アダプタータンパク質であるASCの重合を誘導し、これによって下流のシグナル伝達カスケードが活性化される。dTGN上でのNLRP3とPtdIns4Pの間の相互作用を妨げると、NLRP3の凝集や下流のシグナル伝達が阻害された。これらの結果は、NLRP3のdTGNへの誘導が、さまざまな刺激への応答として初期に共通して起こる、NLRP3の凝集と活性化につながる細胞事象であることを示している。

