Review
光学材料:サブ波長集積フォトニクス
Nature 560, 7720 doi: 10.1038/s41586-018-0421-7
19世紀後半、ハインリッヒ・ヘルツは、センチメートルスケールの間隔のワイヤーグリッドを用いてメートルスケールの波長の電波を操作することによって、物質の電磁気学的特性がサブ波長スケールの構造と密接に関係していることを実証した。最近では、ナノメートルスケールの加工技術が利用できるようになったことで、工学的手法で電波よりもはるかに短い波長の光学特性を持たせたサブ波長構造メタマテリアルが赤外および可視のスペクトル領域で研究されている。今回我々は、光学メタマテリアルによって次世代集積フォトニックデバイスの性能がどのように向上すると予想されるかを概説し、概念実証から実現可能な技術への移行時に直面するいくつかの課題を検討する。

