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発生生物学:Wntシグナル伝達とNodalシグナル伝達の組み合わせによるヒト形成体の自己組織化

Nature 558, 7708 doi: 10.1038/s41586-018-0150-y

羊膜類では、原条とそれに付随する「オーガナイザー(形成体)」の発生が、原腸形成の第1段階となる。これらの構造の特性は、モデル生物では詳細に明らかにされているが、ヒトの原条と形成体は未解明である。BMP4で刺激すると、ヒト胚性幹細胞のマイクロパターンを形成したコロニーは自己組織化し、初期胚の胚葉を生じる。今回我々は、同じタイプのコロニーにおいて、Wntシグナル伝達は原条を誘導するのに十分であり、Wntとアクチビンによる刺激は形成体の誘導に十分であることを明らかにする。これらは、胚に似た明瞭な境界の形成、上皮間葉転換を示すマーカー、形成体特異的転写因子GSCの発現という特徴から示された。さらに、Wntとアクチビンで処理したヒト幹細胞コロニーをニワトリ胚に移植すると、自発的に二次軸形成を誘導し、宿主において神経運命を誘導した。これは、形成体の最も厳密な機能的基準を満たしており、今回の発見は、ヒトの発生学にとって画期的な知見である。

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